「LIFE01~03」

オリンピックの開会式はみましたか?こんにちは、橋本です。

上映会まであと一週間をきりました。

今回出させていただくことになったわたしの作品、『LIFE01~03』という作品は、インスタレーション作品として作ったものを、1つのスクリーンにおさめたものです。

展示のようす



こんなかんじです。




そしてこんなかんじです


他人の、まったく知らない人の人生というものを考えるとき、
わたしは、これから先どうやって生きていけばいいのか分からなくなります。

うまく言えないのですが、
映画のようにパッケージされた「人生」というものが、退屈で死にたくなります。
同時に、自分の人生を映画のように誤解していることも、とても滑稽で、退屈で、おもしろいことだと思います。
そんなことを考えながら作りました。



映像に関連させてこんなものもつくりました。


刺繍です。
映像に出てくる3つのパンを縫いました。
下に書かれた文字は、

「I love your life what is bored to death.」
(退屈で死にそうなあなたの人生を愛しています)
「You can be a good cleaning staff I think.」
(あなたは良い清掃スタッフになれると思います)
「What do you feel when you're waiting alone for your family at home?」
(ひとりで家で家族を待っているときどんな気持ち?)

という3つのテキストです。
この3つのテキストは、わたしが最近、誰かにたいして思ったことを書いています。

映像のほうは、音声がBGMのみの3つの映像で構成していて、
言葉や表現の要素を刺繍のほうで補助しているかたちになっています。

映像のなかに出てくる、
「靴をあらう」「コンビニでパンを買ってたべる」「お金を数える」
という行為は、すべてわたしが経験したことを象徴しています。


今までのわたしの映像作品は、パフォーマンスの考え方、つまりその場で起こって、その場で終わること、その場で「起こっている」ということ・事実そのものを利用した作品の作り方に興味があって、それを実践してきたつもりです。自分のコントロールの外に興味があったからです。

今回は、「ある絵」をとるために必要な行為をさせる、というまったく違う方法を使っています。
ただ作業をこなすという、自分のコントロール下で作品をつくるという工程はとてもつまらないものでした。
刺繍も同じです。ある絵をきめて、あとは地道な作業があるだけで、なんて退屈で、なんてつまらないんだろうと思います。でも、「退屈で退屈で死にたくなる」ということを表現したかったのでこういう方法を使っています。
退屈で死にたくなるけど、そんな退屈を「愛している」ということも、おかしなことで、すてきなことかなと思います
なんかいろいろ、なにが言いたいのかわけがわからなくなってきたので、このへんで終わりにします。

なにがなんだか、わからない人も、作品を見れば分かるかも
でも結局何も分からないかも

とりあえず上映会へ来て、それから考えてください。
上映会は8月4日13:00からです。

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