Archive for 2月 2013

阿佐ヶ谷美術専門学校 卒展2013



こんばんは。甘いものの食べすぎで太るし、虫歯になったオオノです。

今日から阿佐ヶ谷美術専門学校の卒展が始まりました。昨日、その準備を手伝いに行きました。トラックから次々と降ろされる作品たち。それを学科問わずみんなで運び、せっせと組み立てていきました。あの人も、この人も、自分の作品を多くの人に見てもらうため、真剣でした。そして、あの人も、この人も、卒業していきます。みるめからは伊藤さん、川上さん、橋本さん、渡さん、中澤さん、清水さんが卒業です。卒業、卒業...ふぅ〜ん。って感じです。なんせ、実感が湧いていないもので。3年生本人はどうなのか分かりませんが...。きっと居なくなってしまってからぽっかり空いた部分が気になって仕方なくなって、寂しくなるのだと思います。自分は2年生なので来年卒業です。自分の卒業なんて尚更実感も想像もできないので、残りの一年あっという間だぞ!と脅されてもしっくりきません。いつもその場にならないとしっくりきません。ましてやその場になって、その場が過ぎてもしっくりきません。そんなものでしょうか?3年生の皆さんもそうなのでしょうか?
と、文にしてみたら“卒業”が身近に感じられた気がします。(やっぱり寂しいです。)卒展の作品たちは3年生の集大成な訳です。とても刺激的で素敵なものばかりですので、是非足を運んでみてください。

では、おやすみなさい〜!!!!!!

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こんばんは。


▼上地です。今日も寒いですね。2月もそろそろ終わりが近づいているというのに春が近づいてくる気配はありません。とても困っています!

▼実はお話のネタを今日作るつもりで外に出たのですが特に何にもせずに帰ってきてしまいました。あれー。本当に外が寒いなという記憶しかないです。

▼というわけでここは好きな映像などを紹介してみようと思います。


シンプルなのに見飽きない緑色で目にも優しい映像です。曲も心地よいテクノです。ちょっと眠くなります。
もう皆さんお布団に入る頃だと思いますので、寝る前にいかがですか!

ではおやすみなさい。


▼追記:先週のMFF2013にご来場くださった方々、どうもありがとうございました。今後のみるめの活躍にご期待ください!

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2323でした

今朝、夢の中で夢を見てまたその夢を夢事典で調べるという夢を見ました。夢事典の内容はよく覚えてないのですが、それらしい答えでした、川上です。



この前、自転車をこいでいたら小学生4、5人が下校中でした。
丁度雨がパラパラと降り出していて一人傘のない男の子がいました。
心優しき子が傘を差し出していて、貸してやるよというようなシーンを目撃しました。

しかし、傘を貸してやるよという心優しい子のことは気にせずに

『俺はいま雨に濡れたい気分なんだよ!!』と何度も叫んでいました。

小学生なんかは雨に濡れたって楽しいくらいでしょうし、私は心の中でよしよしもっと言ってやれと思っていました。
そんな捻くれた男の子を見てそのまんますくすくと育っておくれと母のような気持ちにもなりました。

映画に出てくる捻くれ者キャラが私は好きです。不器用に生きてる感じがとても、、
でも実際にいる捻くれ者というのは面倒くさい生き物です。本当に。

『扱いづらい人間=捻くれ者』

私も性格が捻くれているむしろ歪んでいるので、あーもっと素直に生きたいなとか自分でもこの性格にうんざりします。

性格を矯正してくれる施設があったら入りたいくらいです。


こういった扱いづらさは何となく自分の作品にも感じます。出ちゃってます。


MFF2013では『そこはかとない図鑑』の予告編として作品を上映しました。
本編は2月27日からの横浜のBankartにて見ることができます。
そちらもぜひお願いします。

この『そこはかとない図鑑』は全30本の短編映像なんですが、
いろんな方に出演して頂きました。
みるめをはじめ、お話したことがない方にも出演依頼をしたり、、
こちらの急なお願いにも快く答えて下さった方々がいてつくることができました。

ここでは詳細は話したくないですが、恥ずかしい思いをさせるような作品もありました。



アンケートを書いて下さる方がたくさんいらっしゃいました。みるめ部員が目をキラキラさせながらそのアンケートを見ていて私は羨ましかったです。

本編が出せたならどんなによかっただろうと今更ながら後悔しているのです。

でもこの上映会の場にいられるだけでも幸せでした。
もうこれが最後なのかーと思うと変な感じがします。

まだそれらしい実感はできていなくて、卒業してからみるめ部員でもアサビ生でもなくなってはじめて、きっと思い知るでしょう。

みるめに入ってなかったら私はどんな風に作品をつくってどんな風に人に接していたのだろうかと考えます。

前までただ辛かった制作がみるめに入ってから映像の面白さや難しさ、人との関わり方も教えて頂きました。
この場所と人に感謝しています。

そして、上映会に来て下さった方やブログ、twitterを見てくれた方、
ありがとうございました!


これからもみるめをよろしくお願いします!













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恐怖!重量オーバーのエレベーター!

三度の飯よりガルボミニ。柳田です。

MFF、おかげさまで無事に終わりました!
ありがとうございました。

運営側としては、わざわざ観に来てくれるって本当に嬉しいことなんです。
観に来てくれたひとりひとりの家に行って部屋を掃除したいくらいです。
ベッドの下の本は机の上に置いておきます。

どうでしたか?
ましてやテレビを観ることも少なくなってると思うので、
1日に何本も映像を観るって刺激的だったと思います。

記憶に残る作品はありましたか?

僕も観客のつもりでMFFを楽しんでいました。
でも、客観的というのは初めて見えてくるものがあって苦しくもありました。

自分の作品のちっぽけさとか、上映会の改善点とか。

もっともっと上を目指せるようにこれから頑張りたいと思います。
また次のみるめ上映会に来てくれたとき、良くなったなって思わせたいです。

これからもみるめをよろしくお願いします。

さて、次はどんな作品を撮ろう。
自分がやりたいこととは、観る人が求めるものとは。
"卵で人を表現"したなら、次は"砂で世界を表現"だ!とか考えてましたが、
とりあえずそれは保留です。

次はラブストーリー撮ります。
自分自身と観客を裏切ってやります。古内君を吐かせてやります。
果たして個性は殺せるか、個性は死なないものか。
自分に対する実験であり挑戦です。例えるなら、カ、カニかな。

ご期待ください。

最後に、
重量オーバーのエレベーターってロープが切れると思うじゃん?
底が抜けるんだって。きゃあ!

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このたび

MFF2013にご来場いただき誠に有り難うございます!!

いとうです。

僕が今回監督を努めました作品は「みならい天使ミキ」でございます。

どうだったでしょうか?
かなり王道なストーリーで退屈だったかも知れません。
まだまだ編集や音の不備、カメラの構図と直さなきゃいけない所は、山ほどあります。
そして、この作品は「ぼくの作品」ではなくみんなで作った作品なのです。
ここは自信をもっていえます!

もっとファンタジーな作品にしたかったのが無念でした。
人間界と天使界の分け目。

キャラクターの一貫性あげたらきりがありません。
でもこの作品は僕にとってとても大切な作品です。

今回、歌や美術はすべて河内さんがやっていただきました。
有り難うございます!!
ぼくの理想を最後まで付き合い完成まで導いてくれました。

もっと僕はハッピーな映画をつくりたいです。
アイドル映画を作りたいです。
映画にたいして嘘をつきたくない、王道中の王道を描きたいです。
つぎはアイドル4人組の女の子を主演にした作品を作りたいです。
あと天使の作品は3作品の構想がありますが、すこしずつ脚本は書きます。


羅列!羅列!の文になってしまいごめんなさい。


映画は作り続けていきたいです。

日本に仏教がない頃、何回も難破を繰り返しもなお中国から死ぬきで鑑真という男がお経をもって日本にきました。
あのぶつぶつ坊さんがとなえている本を生死をかけて日本にきたのです
僕はこの話を授業で聞いて面白い反面、かっけぇ!!と思いました。
死ぬきできたこの鑑真は尊敬します。

そして、僕も死ぬきで一生懸命映画を作れたらと思います。

みていただけたかた本当に有り難うございました!!!

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人間解体


頭のなかが5月に来日するKRAFTWERKのことでいっぱいです。橋本です。
こんなのとか、こんなのとか、かっこよすぎて、生で見れたらわたしは失禁しちゃうと思います。
いいなあ 誰かチケットください
でもわたし、「ライブ」というものには友達のまりえちゃんのライブしか行ったことありません。
どうでもいいか。
まりえちゃん、会いたいな。



2月15日にいよいよ終わってしまったMFF2013ですが、
わたしにとっては卒業式よりも卒業式みたいなもので、
もしかしたら、みんなともう会えないのかもなとか、思いながら。

自分の作品をたくさんの人に見てもらって、
なんにせよ反応がもらえたことが何よりもうれしいです。
わたしの作品、「悲しみのためのテスト」という作品を上映中に
お客さんが笑ってくれた時、「うまくいったな」と、暗幕の裏でほくそ笑んでました。
アンケートでダメ出しされたとき、にんまり笑う自分に気付きます。
ほめられたときは、ジーンときて「よかったね。」と心のなかで作品に語りかけています。
このすさまじい充実感。とてもうれしかったです。

どんなに先生からいろんなこと言われても、自分のなかで未だ不確定だった作品の価値が、昇華したというか、そんな言い方すると、ちょっとおおげさだけど、なんというか、「救われた」という気分が強いです。
作品を公開してはじめて、自分が歴史のすみっこにいることを確認することができる気がします。
長~~~~~いテーブルの隅っこにようやく座れたような。

映像作品の制作は人手が必要で、いろんな人と一緒につくるから、ひとりではないと思うかもしれないですが、作るというそのものはとても孤独なことには変わりありません。
そうして孤独に作っていると、自分が歴史の隅に立たされていることをどうしても忘れがちになってしまいます。ただの映画オタクで、美術オタクで、鑑賞者である自分で、自己満足で、芸術家ごっこで…

そうしたものから目を覚まして、解放される瞬間が、
誰かから、一人でも、それがどんな内容であれ、
自分の作品についてしゃべってくれている人がいるときです。
世の中にちゃんと存在しているということが、ごつごつした濃密な実感となって、触れるほどに表れてきます。

そして卒業です。

「さよならだけが人生だ」

と言ったのは、井伏鱒二ですが、
「さようなら」が本当に「さようなら」ってわけじゃないって
中学生のころとかは思ってました。
でも、「さようなら」が本当に「さようなら」じゃなかったとしても、
「さようなら」なんて言わなくても本当にさようならしてる人なんて、
自分の人生のなかでどれくらいいるんだろうと時々思います。
それでも、さよならだけが人生だ。
人生足別離。
この言葉は、すこし綺麗すぎるから、嫌になりますね。
終わりすぎてて、きれいすぎるから、それを必死で否定してやりたいですね。
まだまだこれからです。
もっと撮りたい。今はただそれだけです。


ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。


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ありがとうのきもち

こんばんは藤野です。

MFF2013を終えて上映会場にご来場いただいた皆さま、来られなかったけど上映会のことを気にしてくださった皆様、ありがとうございました!

こんなにたくさんの人が、この日の時間をわけてくれたことに感謝しております。
また、アンケートにたくさんのご意見ご感想を記入いただき作品のことや上映会場全体のことで、私たちだけでは気付かなかったことを色々とご指摘いただけたことにも感謝しております。今後の上映会で参考にさせていただきます。

皆様の作品についてのコメントひとつひとつがとても嬉しいです。書いていただいたた気持ちが、ものすごく嬉しいです。

本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。
今後もまた上映会などを企画してゆくつもりですので、宜しくお願いします。

藤野でした

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МFF2013

みるめの1年を締めくくる上映会がついに明日、はじまります!!!

その名  みるめフィルムフェスティバル


こんばんわ、部長の伊藤です。

2月15日阿佐ヶ谷美術専門学校の422教室13時からみるめの上映会があります。
作品はみんながほんとに一生懸命作った作品です!
絶対に損はさせません!!

どうかどうか見にきていただけないでしょうか、
みんなで力を合わせ作った作品やいろんな環境や状況で生まれた作品もあります。
そして、3年生は今回をもって卒業となります。
ほんとにほんとにみるめは僕たち3年生にとって宝物のような時間でした。
でもそれももう終わりです。
だからこそ、たくさんの方々に集まっていただき見ていただきたいのです。
身勝手なことだとはおもいますが、よろしくおねがいします!!!
本当によろしくお願いします!


2月15日阿佐ヶ谷美術専門学校の422教室 13時からになります。




必ずみんなをハッピーにして帰っていただく!!!



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MFF作品紹介〜たったふたりの回游〜

上映作品紹介


たったふたりの回游 28min

高校と熱帯魚店を舞台にどこにでもあるような三角模様を
水槽の中を泳ぐ魚に模して描いた逃避の映画です。

1シーンにおけるカット数をなるべく抑え、ロングショットを多く採用した画面で
フレームの中の人物たちを観賞するような静かな映像体験になればと思います。

津久井

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舌を噛み切る兎

遅蒔きながら「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督のデビュー作である「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を観た。
才能のある人は始めからあるもんだなぁと感じた。
個人的には「桐島、~」がなければ進んでは観なかった作品です。
なんというかタイトル的に手が伸びないと言うかなんというか。


中身はどうだったかと言うと、「桐島、~」同様原作のある映画ですがやはり間違い無く吉田大八監督の映画でした。
類似点も多く、例えば鬱屈した現実(及び居住空間)で繰り広げられる日常、「桐島、~」では学校、「腑抜けども、」では田舎。
それから鬱屈した現実で虐げられる存在は創作活動(フィクション)の中でしこしこと仕返しをしている。
そしてクライマックスに向けて高まる緊張感の中ついにフィクションが現実を支配する!というカタルシスの置き所など、語り出したらきりがないくらいのレベルで正に吉田大八映画。


ストーリーはというと
両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた澄伽(佐藤江梨子)が4年ぶりに舞い戻ってくる。自意識過剰な彼女は、自分が女優として認められないのは家族、とりわけ妹の清深(佐津川愛美)のせいだと家族をいたぶる。兄の宍道(永瀬正敏)も澄伽には気を遣い、横柄にふるまう彼女によって一家の日常はきしみだしてゆく。


ぎすぎすした家族のやりとりを延々見せられて嫌な気持ちが最高潮に達した時、それまでの全てが一気にフィクションに昇華されるクライマックスはもう泣くしかないんだよ。
「ああ、だからぬいぐるみを隠したんだ…」「ああ、だから手紙が赤かったんだ…」心情的にも演出的にもとにかく良かった。
物作りをする人ならきっと分かると思う。
親の死さえも…というね。
とりあえず腑抜けどもが最後の最後に見せる悲しみの愛に泣け!
扇風機が回ってることに泣け!


言い訳ばかりして、成功だけを夢見て、自分には才能があると思い込んで、うまくいかないと周りのせいにばかりして、、、
そんな自分が重なって嫌になるとってもいい映画でした。


サトエリの「あの、私意地悪されてます?」とかは超笑った。
確かに端から見てるととても滑稽だし痛いんだけど段々幸せそうに見えてくるんだよな。
生きてく上で気付くということは幸せなことなんだけど同時に不幸でもあると思う。
その点澄伽は最後の最後まで気付かない。
ただただ才能はあるのに世の中の無知な大人達に邪魔されて伸び悩んでいる自分、という虚像を愛しているだけなんだから。
そりゃあ幸せだよね。
おみくじで大吉が出ても「いいことは長くは続かない、いずれ悪いことが起こるかも…」って思わない人の方が幸せだもんね。
そうはなりたくないけど。
はっきり言って「桐島、~」が映画とかやろうと思ってる人間にとっての励ましになるとしたら(正確には微妙だけど)「腑抜けども、~」は俺みたいな人間にはキツいお灸になる映画だった。

そんな素晴らしい映画には遠く及ばない俺の映画「舌を噛み切る兎」是非観てね。
実は講評会でボロクソに言われたんですよね。
どれくらいかと言えば柳田くんが羨ましがるくらい。
そんな俺の唯一の後悔は「なぜ、あそこでカメラを回しておかなかったのか?」ということ。
ボロクソに言われることは予想出来ていたのだからカメラを回しとくべきだった!
あの場所とキャストを揃えて先生達に演技させる手間を考えたら気が遠くなる…
俺はあそこでカメラを回して先生や世界に仕返しすべきだった。
そのチャンスを一度はみすみす逃してしまった。
深く反省したい。


そして来年の講評会では末岡先生を俺の映画で吐かせる。
末岡先生の朝ご飯を全部!
講評会のあと末岡先生と飲んだ時に約束した。
果たそうじゃないか。
以上。

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〜作品紹介〜


どうも伊藤です。


今回、MMFでご紹介する作品は、僕が監督をやらさせていただきました。
「みならい天使ミキ」
見習い天使ミキが、ヒカリ、カワチ、ケイの仲間と共に亡くなった良子の依頼、息子のひろを元気にしてほしいという願いを叶えるために奮闘するお話。

「遠くにいることや離れていても心が通じ合っていれば必ずしも悲しいことではない」ということをテーマに今回の作品をつくりました。

このテーマで作品をつくりたかった理由はただ伝えたかったんです。

このテーマにいたった経緯はMFFが終ったら書きますね!!

今回は天使が主人公です!

そういえばこの企画を先生に見せた時、
「天使って天真爛漫じゃないですかー」
って言ったら
「しらねぇよ」っていわれたのを思い出しました笑

あとミキって名前がメチャクチャすきなんです。
何でかっていわれると、理由はないですけど天真爛漫な女の子を描きたくて、天真爛漫=ミキってあいません?

しらねぇよ


話は変わりますが、ファミレスで河内さんと後輩で作品について話し合ったことを思い出しました。終電ギリギリまで付き合ってくれました。
朝から晩まで撮影をみんなとしました。
ファミレスで天使の部屋のシステムについて撮影終わりずっとはなしあいをしました。
分かりづらい人物設定を演じていただきました。

みんなが一生懸命作った作品が上映されます。
どうかこの心を込めて作った作品の数々を見ていただけたら本当に本気で嬉しいです!!

2月15日阿佐ヶ谷美術専門学校  422教室で上映します。
ぜひぜ気軽にどうかどうか見に来てください。
よろしくお願いします!

























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MFF作品紹介~e99~

柳田です。
今回は僕の作品「e99」の紹介です。

ずっと何を書こうか悩んでいました。
言葉の力に怯えていました。

この作品のテーマは「生と死」です。



いま、“死に脅える”時代だと思うのです。
もしかしたらと「死」を予感しませんか?

でも、本当の「死」なんて分からないでしょう?いま生きているのだから。

メディアなどで「死のニュース」に遭遇しても、どこか流してしまう自分がいます。
正直言って、フィクションと変わらない気がしています。
どこかの他人の「死」を実感できますか?

僕だけでなく、現代人はその傾向にあると思います。
その危うさにとても恐怖しています。


この作品はフィクションです。
しかし、それを逆手に取って、フィクションの表現に期待しました。
リアルにフィクションを感じてしまうのなら、その逆もあるだろうと。

あえて内容に触れない作品紹介をしました。
このような作品は言葉にするべきではないと思っています。
口にすればするほど、どこか壊れてしまう気がしてならないのです。


とにかく観てくださいとしか言いようがありません。
これまでの言葉すら、すべて邪魔だったように思えます。

3分の映像に何を思うでしょう。
それは、あなたの「見る目」が決めることです。
正解なんかありません。

ただ、“願い”を持ってこの作品を手掛けたこと。それは感じて欲しいです。

2月15日、待ってます。

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MFF作品紹介~悲しみのためのテスト~

最近、あまりにも自分がすべてに対して雑すぎることと、中途半端なことと、ものを失くしすぎることと、あと、ごはんを食べるのが早すぎることに悲しくなっています、橋本です。



いよいよMFFまであと一週間をきりました。



今回わたしが出させていただくことになった作品は、「悲しみのためのテスト」という、約16分の作品です。




「世界で一番不幸な人」のイメージを想像してもらい、屋上で世界中の不幸な人を代弁してもらう。という作品です。

当然のことですが、「世界で一番不幸な人」という言葉にはまるで信用性がありません。
つまり、そんな信用性も根拠もない、「イメージ」を具体的に想像しつくりあげ、演技してもらっています。これはそもそも無理なことです。
そして、何度も演技してもらうなかで、演出は過剰になっていき、もはや演技なのか何なのか、わからなくなっていきます。

映像の「表現のためだったら、どこまでやらせていいのか?」「どこまでやっていいのか?」という、
倫理的な側面にもとても興味があったので、こんな構造にしました。


「祈る」ということとはどのようなことか?というのをずっと考えていました。
といっても、わたしは宗教的なことは何も知らなくて、何の信仰もないし、
「神様はいると思いますか?」ときかれたら、
「はい!いません!」とおおきな声で元気よく答えると思います。
けれど、同時に、「信仰心」というものがとても尊く感じて、そこに憧れを感じたりもします。

「祈る」とは、わたしにとって、日記を書くことと似ています。
誰かに見せるためのものではないし、それをやったからって、世界が変わってくれるようにはとうてい思えないけれど、すがるしかないようなもの。もうどうしようもなく、この世でたった唯一、「自由になれる手段」として存在してしまう切実なもの。そんな状況を想像すると、「祈る」ということはとても美しいなと思います。

しかし、そんなのを映像にしたら、どうでしょうか。本来的に人に見せるはずのないものを、「人に見せる」という図式のうえに置いたらどうなるのでしょうか?

そこに、たぶん、簡単に言ってしまうと、
テレビやマスメディアのおもしろい特性と、
ある社会に対してのフラストレーションのようなものがあらわれてくると思います。


ここからは完全に余談になりますが、
あるとき、電車のなかで、隣の人が吐き出したことがあります。
酔っぱらったのかなんなのか知りませんが、ともかくその人はビニール袋をもっていて、ビニールのなかに吐いていました。
夏だったと思います。
そのとき、わたしは「うわ~どうしよう」と思いました。
というか、吐く前からもう、その人はふらついていて、あきらかに様子がおかしかったので、正直、薬物中毒者かなと思っていました。手はだらっとたれていて、何度となくひざを触られそうになったのがすごくいやだったのですが、なんかそこで席をたつのもいやだったので、「うわ~」と思いながら「早く降りろ」と思って座っていたわけですが、
ふと目の前にいる人を見ると、扇子を意味ありげに開いて、吐いている人が視界に入らないように扇子でかくしていました。
「うわ~」どころかもう、「…」です。
まず扇子はあおぐためのもので、目隠しに使うものじゃありません。
ということももちろんありましたが、それよりも、汚いものをすずしげに覆い隠し、見えなくしているということをささいなことで目の当りにしたショックというのでしょうか。
本当に些細なことなんです。でも、だからこそ、鮮烈なショックがはしりました。

わたしたちは、普段、テレビで泣きながらインタビューを受ける人を見たり、不幸な人ががんばって幸せになる、みたいな、「がんばれ系」のドラマを見たり、ドキュメンタリーを見たり、大量の「不幸」な、「かわいそう」な、イメージを浴びています。
そんなのを見て、「かわいそう!」ともらい泣きをしたり、「がんばれ~」と思ったり、
あるいは政治や社会に対してコメントしたりしていたとしても、
町中で吐いている人や、急に大声を出したりする人や、駅のすみでうずくまるホームレスの人を見たら、できるだけ見ないようにして通り過ぎるだけです。

考えたり、視界に入れたり、そんなことすら放棄しています。
あたりまえです。自分のことでいっぱいいっぱいだから。

でも、そんなふうに、涼しげに、いとも簡単に覆い隠されて、なかったことにされてしまうんだ、ということが、「扇子で隠す」というポップでキャッチーなものとして現れて、こんなにもショックなのかと思いました。

電車のなかをずっと転がってる空き缶や、あけっぱなしの窓のように。
誰もとろうとしないゴミ。
そのうち誰かに片づけられて、なにごともなかったかのように忘れ去られていきます。
そんな、滞りなく流れる、社会に対して、
都合のよいやつにとっては都合がいいけれど、都合がわるいやつもいるんだよって
大声で叫びたくなるような欲求不満が常にあって、それが作品をつくる原動力になっている気がします。




実は、この映像のなかには目に見えるかたちで含まれていませんが、とても長い、「調査」という名の、遭難の軌跡がありました。

そう、先生に「きみは遭難しているよ」と言われ、
「遭難するのが好きなんです」と言うと、
「遭難してちゃだめ!ちゃんと出口を見つけなきゃだめ!」と、
怒られたことは今でも鮮明に覚えています。

何度も撮影をくりかえして、結局使わなかった映像がたくさんあります。
でも、その迷いも含めて、この作品だと思っています。

作品として成立しているかどうかはいまだにわからないし、中途半端に終わってしまっているかもしれないし、またもや惜しかったかもしれないし、
でも、「これに取り組まなかったらこの先はない」と思ってやってきていたので、
まだまだ成長できるということだと思います。
もう卒業になりますが、まだまだ映像が撮りたいです。

それでしあわせになれるなんて簡単に思うなよ。





というわけで、長くなりましたが、わたしの作品説明おわります。
MFF2013は2月15日(金)13時から、
阿佐ヶ谷美術専門学校422教室です。

映画館のようなスクリーンとサウンドもがんばるので、ぜひいらしてください。
部員一同、みなさまをこころよりお待ちしております。

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わたしは深爪派です。

こんばんは、前髪を切ったら視界が広くなった川上です。


わたしがMILME FILM FESTIVAL 2013にて上映する作品について書かせて頂きます。



タイトルは『そこはかとない予告』













本来は卒業制作であり、実際にipadを操作して選んで見ることのできるインスタレーション作品です。

しかし、MFF2013にそういった作品はありません。
卒業制作『そこはかとない図鑑』の中から選んだ作品を再編集して『そこはかとない予告』として上映致します。

30本の短編映像がありますが、単体で見ると訳が分からないものがたくさんあります。
この作品はタイトルの通り『図鑑』のため、文章と映像で一つのセットになっています。

そういえば、先生に「この作品面白いと自分で思うのか」と言われて頼りなく「はい。。」と答えたあの時を思い出します。

だけど、振り返るとそのときそのときに自分の撮りたいと思ったものがありました。
このなんか訳のわからない気持ちを映像にしなきゃと必死でした。

身の回りで起こる疑問だったり、変な奴って思ったことを映像にすることが私の救いでした。


意味はないかもしれないけど、そんな意味の無いことに意味を見いだしてみたいと思って作品をつくりました。


今回作品を完成形ではお見せできませんが、少しでも興味を持って頂けるような作品になればいいなと思っています。




何度も言わせてくださいね、



MILME FILM FESTIVAL 2013
絶対に来て下さい!

















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カラカラカラ

これは家にある猫のおもちゃの音です。
どうも二日続けて藤野です。
昨日もブログを書かせていただきましたが、今日も書きます。

本日は私が制作しました「Flight from Reality」のご紹介です。






この作品は、電車に乗っていたはずなのに今は駐輪場の自転車の横にいる!という私の体験をもとに作りました。                              

どんどん景色がかわったり、さっき見たような景色がまた出てきたりと、どんどん違和感を体験していただこうとちょっとした工夫がしてあります。              
自分なりに楽しく撮影・制作をしたので、見ていただいた人にも楽しかったと思っていただけたなら幸いです。                              


この作品は 2月15日 の MILME FILM FESTIVAL でご覧になれます!       
皆様お誘い合わせてご来場ください!お待ちしております。              
藤野でした                                    

    

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雪は下から生えるもの?



みなさんこんばんは!
今日は雪、積もらなかったですね。雪と言えば、、、
わたしはムーミンが大好きなのですが、冬眠する前に初めて雪が降っている光景を目にしたムーミンが「雪って下から生えてくるんじゃなくて、上から来るんだね」という台詞が印象に残っています。冬眠する生き物たちは冬を知らず、雪が舞っているのを見たら驚くのかもしれませんね。固定されない考えってやっぱり素敵で魅力を感じます。

さて、MFFも来週の金曜日と迫ってきました!時間の早さにびっくりです。皆さん、もうカレンダーには書きましたか?という宣伝はさて置き、わたしが制作した作品の紹介をしますね。
今回の作品テーマは「二面性」です。それを好きなオセロに例えて作りました。1つの出来事に対しての2人の反応を楽しんでほしいです。自分のフツーと世間的なフツー、スイーツは見るものか食べるものか、みたいな。無論、わたしはスイーツやデザートは食べるものだと思いますが!でもこれはあくまでもわたしの見解です。見るものだという人は例え少数派でも存在しているはずで、少数派とか関係なくてその人はそう思ったのです。それは事実で、多数派に対して負い目を感じたり、考えを変える必要は全くなく、寧ろ大切にされるべきなのでは?とも思います。だってそういう人がいなければ可愛いデザートじゃなくて、砂糖がゴツゴツに固まった岩みたいなのとかが主流になっていたかもしれませんよ?…そういう二面性を感じてもらいたいです。



でも正直、映画や映像って「見よう」「分かろう」としなきゃ頭に入ってこないものだと思います。だから「上映会?興味ねぇ」と思われたらそれで終わりな気がしてならないのです。しかし今回は、だから見にきてもらいたいと思います。映像を作るキッカケ、好きになるキッカケは同じだと思います。だから、バイトをちょっとサボっちゃったりして来てください!みんなのキッカケを感じてほしいです。そしたら映像が好きになるかもしれませんよ〜???うふふふふ!!!!!!

というわけでMILME FILM FESTIVAL 20132月15日金曜日阿佐ヶ谷美術専門学校で開催されます!
よろしくです(^_^)

オオノでした。


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生傷が絶えない。

こんにちは、年中動物に引っ掻かれたり咬まれたりと生傷が絶えない藤野です。
傷だらけです。痛いです。でも動物好きです。


今回、私がオススメするのはメイキング!です。

アーティストのライヴ、舞台、映画、アニメ、など人が作り上げたものには必ずその過程がありますよね。私はそれが小さい頃からものすごく好きで、ライブ・映画のDVDを見るときはメイキングを必ず見ています。毎回見ています。
借りたDVDも同じく、TVでよくやっている舞台の裏側も録画して見ます。
好きなんです。


単純にタネアカシみたいなものとして楽しんでもいますが、作り手の人たちがどんな姿勢でどれくらいの人が関わってて、出来上がったもに自分が感じたこととは別にどんな思いが込められているのかを視覚的に見れるし、現場の雰囲気も伝わってくるメイキングに私は魅力を感じています。

実際に出来上がった作品よりもその過程であった苦労話や、「〜さんがこんなことやってこうして、ああしてこの場面ができたんだ」みたいな出来事のはなしの方が面白い作品はたくさんあると思うのです。

私が行ったことのあるPVの現場では、ピリッとした空気ももちろんありましたが、照明さんが気さくに話しかけてくれたり芸人の方が現場を和ませてくれたりと、ただのお客さんという視点からですが楽しい現場でした。
しかし、そんな楽しい現場から出来上がったものは、なんともいえない作品になっていました。つまる、つまらないで言っていいのかわからないですが、私はつまらないと思ったし楽しめない作品でした。作っている過程の方が楽しめる作品でした。


どんな作品にも全てに人間が関わっていて、その人たちが一生懸命自分の役職をこなしているのはかわりなくて、そういうところを見てから本編を見ると本来の作者の意図する見方ではなくなっちゃうかもしれないんですが、内容とは違うところも楽しめるのでそういうところもオススメする点です。というか、あまり自分が楽しめないものへ対しての違う見方の提案です。視点を変えれば何でも面白く変換できる。みたいな感じです。

なので、もしも「つまんないなー」と思っちゃった作品でもメイキングがあれば見ることをオススメします。

というわけでこれからどんどん楽しみながら、そして苦労して準備して作り上げていく

MILME FILM FESTIVAL 

は 

2月15日 13時〜16時30

アサビ422教室

にて 

入場無料 


ご来場者の方々には


みるめ特製チロルチョコプレゼント!


皆様お誘い合わせてご来場ください



藤野でした。











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雨で靴に水がしみこむのがとても嫌だ


えっ、本気で言ってんの?どうもこんばんは、橋本です。

今日は以前、夏の上映会のときにお世話になった早稲田川口芸術学校のみなさんの卒業制作展を見に行ってきました。

ひしひしと感じるのは、それぞれ、その人たちが目に触れてきた世界のことです。

とりあえず言いたいことはたくさんあるのですが、さっき帰ってきたので、時間もなくて、疲れているので、

とりあえず、映像を撮っている美術作家のことは実はみんなあまり知らないんじゃないかと思うので、今日はただ淡々と何人か紹介してみます。
「美術」というと、「なんだかよくわからない」とか、「むずかしい」とか、平気でそういうこと言われますが、基本的には一緒だと思ってます。
ただ、みんな、知らなすぎるだけです。あと、本当はわかっているくせに、自分のなかで起きていることから、わからないと言って逃げてるだけです。
何も難しいことはないんです。

たとえば、たった一瞬の映像にさえ、あらゆるものが含まれてしまいます。本当にあらゆるものが。ほんとに、勝手に、含まれてしまいます。含まれてしまうんです。
よく、「言葉では表現できないもの」という言い回しで、そんな映像の特徴を表す人がいますが、言葉にだって、言葉で表現できないものを表現することはできます。
言ってる意味わかりますか?
それがわからない人は、俳句でもはじめたらいいと思います。

さて、映画が好きな人にも見てほしいような、なおかつ、今すぐインターネットで見れるものを集めてきたので、ぜひ暇つぶしに今すぐ見てみてください。細かいことは言いません。見てみてください。

さて、ミュートは解除して、イヤホンはセットしましたか?



・Paul McCarthy
ポール・マッカーシー

アメリカの作家です。ポール・マッカートニーと名前が似てますが、マッカーシーのほうは狂ってます。
一応、見る人が見る前に注意できるように、画像ものせておきます。見たことに対する責任は、わたしは、一切負いません。

Painter(1995)











WGG test(2003)












・Tellervo Kalleinen and Oliver Kochta-Kallleinen
テレルヴォ・カルレイネン、オリヴァー・コフタ カルレイネン

こちらは、以前、部活でも見せたりしましたが、
東京でやった「不平の合唱団」というプロジェクトです。
すごく好きな作品で、何回も見てしまいます。

Complaints Choir of Tokyo




youtubeで見れる映像を探すのはいがいと大変だと今気付きました。負けません。
つぎ。



・Pipilotti Rist
ピピロッティ・リスト

こちらも、わたしがとても好きな作家のひとりです。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)での個展がとても有名ですね。

Aujourd´Hui

I Want To See How You See

ピピロッティはpeppermintaという映画も撮っています。
予告を見ると、かわいらしいミュージックビデオみたいですが、けっこうまともに見ると危険です。
スカッとします。



こちらはフラッシュサイトなので、スマホからは見れません。

Y0UNG-HAE CHANG HEAVY INDUSTRIES
チャン・ヨンヘ重工業

文字の嵐。
すごくクールなように見えて、見ている人は恥ずかしい気持ちになります。
なので、シンプルなのですが、なぜか目が離せない。

オリエント

LAST TANG0 IN T0KY0

NIPPON


そして、この作家は以前、恵比寿映像祭というものに出ていました。
恵比寿映像祭は今年も、実は、2月8日から開催になります。
展示はなんと無料で、1000円払えば上映が見れます。
わたしたちの先生であり、みるめの顧問でもある末岡一郎さんも、過去に映像祭に出展してたことがあります。
恵比寿映像祭2013




というわけですが、恵比寿映像祭とかぶせてきました、MFFです。
末岡一郎先生の作品出展も決まりました。フィルムでの上映になります。
無料です。しかもみるめ特製チロルチョコのプレゼントあります。

普通あげるほう逆じゃないか?と思いますが、そこまでしてもみんなに来てほしいんです。
だからあげます。来ないとあげません。

みるめフィルムフェスティバル2013は2月15日(金)13:00から
阿佐ヶ谷美術専門学校422教室にて開催いたします。

絶対来てください。来ないと損しますよ。

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MFF作品紹介〜GeSellschAft〜


▼こんにちは、上地です。皆さん如何お過ごしでしょうか。
先日下北沢で知り合いのライブを見てきて、楽器はいいなぁ、音楽はいいなぁ。と再確認したところでございます。
ピアノ、パーカッション、ベース、サックス、アコースティックギター。たまらないですね。
普段ゲームミュージックシンセサイザー、DTMで作った曲ばかり聴いてる人間ですから、とても新鮮でした。


▼さておき、来たる2月15日(金曜日)はMFF2013でございます。
勿論皆さんはもう予定は空けてますよね?
残すところあと11日となりました。連日準備で忙しそうです。実際忙しいです。
それと同時にとても楽しみであります。わくわく。(((o(*゚▽゚*)o)))


▼本題に入りましょう。
そんなMFF2013、トップにワタクシの映像作品が上映されます。キャパァーン!



スゴイ!カッコイイアトモスフィア!
作品の紹介をして下さいとの御達しだったのでちょろっとお話させて下さいね。


▼『GeSellschAft』
ぱっと見でも分かるドイツ語感。高校生が大好きなドイツ語。(※勝手なイメージです。)
『GeSellschAft』は白黒のミュージックビデオになっています。

最初これのタイトルを決める時は日本の妖怪の名前にしようと考えていました。
日本の妖怪、日本の闇。
でもなかなかいい感じの妖怪がいませんでした。
(なんで日本の妖怪なのかというと、この作品を作る最大の動機であった動画が、日本の妖怪の名前を使った作品だったからです。)
下手したら『CHIMIMORYO』とかかっこ悪い名前になるところでした。

結局それは諦め、脳内にあった作品イメージから反社会的な何かについて調べたりして、ちょっと脱線してたどり着いたのが『Gesellschaft』です。
ゲゼルシャフト、と読みます。作った本人はいつもゲセルかゲゼルかわからなくなります。
ゲゼルシャフトと言うのは、簡単に言うと「利害社会」といいますか。
私達人間、何においても利害の一致で動く節があると思います。
しかしそれによって日本経済、いや、世界の経済が回っています。「御恩と奉公」も正にそれでしょう。
昔からあって当たり前だったわけです。


「でもきっとこの人々が途絶えたら利害も何もないでしょう。」


……深い!
とても深い題名にしてしまった!!!ハードルが上がってしまった!!!!そこはちょっと後悔してます。

…ハードルが上がったというと、音楽。
音楽はワタクシのご友人につくっていただきました。
「BPM170くらいのちょっと薄暗くて全体的に展開のあるドラムンベースみたいなのお願いします!」
「ウッス^^;」
と若干無理を言って急ピッチで曲を作ってくださいました。
丁寧に音作りしてくれたのでマスター音源をもらった時なんとも言えない気持ちに。
(心のハードルが上がった瞬間でもあった。)
ドラムンベースというより、ちょっとジャングルっぽいノイジーな感じのテクノ、エレクトロ、ですね。ありがとうございます。

そんな素敵な音楽に合わせて目まぐるしく画面が蠢く感じになっております。BPM170結構目まぐるしいです。白黒で光と闇感出てます。カッコイイです。
ので、当日は13時前には来場なさっていることをオススメ致します。
何度も言いますがトップです。是非観ていただきたいです。頼みますよ。



ご静聴ありがとうございました。(^_^)


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節分

こんばんは中澤です。2月3日は節分でした。

2月15日に行われるMFF2013予告編の第2弾が完成いたしました!
こちら!!(youtube)
FYの柳田くんが作ってくださいました!
いやーかっこいいですね。彼のセンスに感服します。
曲の方もみるめのみんなで作りあげました。ずっと聴いていたいくらい心地良い曲です。
部員一同心から皆様のご来場をお待ちしております。


さて、今回ご紹介させていただきますのは、
エマニュエル・パユさんです。
こちらの方は、スイス出身の世界的に有名なフルート奏者です。
数々のコンクールで賞を受賞し、CDも何枚もでています。
その中で私がとくにおすすめするのが、
BEST OF EMMANUEL PAHUD from Mozart to Japan


というアルバムです。
中学のころからフルートを始めていましたが、
高校生の時に習っていたフルートの先生に勧められて買ったCDがこれでした。
ちょうど同時にパユさんが学校の近くのホールでコンサートをするということで、先生の伝もあって最前列で聴かせていただきました。
目の前にパユさんがいらっしゃって興奮しまくりでした。
彼の音色はすとんと響き、さらにサインもいただき感動して涙が。友達と先生に引かれました。
それから彼にすっかりはまってしまって手に入れられるだけCDを手に入れたりコンサートに行ったりと、それくらい好きになりました。

今はあまりフルートも吹かなくなって離れてしまいましたが、またコンサートに行きたいと思います。

視聴もできるようなので興味がある方はぜひ一度聴いてみてください。

それでは失礼します。
3MD中澤





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アリはアリでもシロアリは。

どうも、ドラえもん2003夏号を読んでいる柳田です。


ドラえもんっておそろしい話がたまにあってヒュン!ってなりますよね。ヒュン!って。
藤子不二雄のSF短編集なんかもブラックな怖さ満載でオススメです。

さて、子供の頃から数多くの映画を観てきたものの、
好きな映画をひとつ選ぶとしたらなかなか迷う柳田でございますが、
「SAW」という映画は自分が映像作品の編集をする上で大きな影響を与えました。

低予算でつくられているこの映画は低予算なりに色々工夫がされているのです。
たとえば、シチュエーションを「密室」に限定したり、とにかく長回しだったり。

驚いたのがカーチェイスのシーン。
実際に車を飛ばしているかと思いきや、止まった車をカメラを振りながら撮影して
あたかも動いているかのように見せているという。

“退屈”になりかねないシーンの連続を斬新な編集で上手いこと乗り切っています。
あのスピード感あふれるカシャカシャした独特の編集はかっこよすぎて、うどん好きもそば好きに変わることでしょう。

グロテスクなので、なかなか人を選ぶ作品ですがホラーではなくサスペンスなので
意外と観れると思います。
あのラストは衝撃的すぎて、僕もうどん好きからそば好きに変わりました。

そういえばこの映画、18日で撮影を終えたという。しかも、初監督作品。
やっぱりハリウッドってすごいですね。そりゃゴジラもトカゲになるわ。

それはそうと、MFF2013!!!!
僕たちは撮影が終わったり編集が終わったりすると少しホッとしますが、
なんだかまだまだスッキリしなかったりします。
映画というのは人に観てもらえて完成するものだと思います。
そうです、僕たちの映画を完成させるのは、あなたです。
ぜひ観に来てください。2月15日422教室13時からです。

絶対来いよな!絶対な!!!
2月3日に柳田編集の予告編が公開されます。たぶんかっこいいやつです。

最後に、シロアリはゴキブリの仲間です。ぎゃあ。

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小さな恋のメロディを知ってるかい?

 けて投稿するよ。FYMD古内だよ。

実は映像工房に10本のDVDを置かせてもらったよ。
皆さんに是非とも観て欲しいと思ったからだよ。
どんな内容かというと
・めまい
・カサブランカ
・風と共に去りぬ
・SR サイタマノラッパー
・(500)日のサマー
・第9地区
・ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
・アメリカン・ヒストリーX
・働くおっさん人形
の10本だ。
すべて色んな意味で観て欲しいと思ったり思わなかったりしてる映画だ。(うち1本は映画ではないが)
今回はこの中からとある1本を紹介しようかと思う。
それはもちろん、「小さな恋のメロディ」
この映画が描いているのは初々しすぎて溶けそうでかけがえのない愛などではない。
乱暴に言ってしまえば大人対子供。
ウォーーーーーだ。
劇中、純粋で無垢なメロディちゃんはパパに向かって言います。
「愛し合ってる二人が結婚することがそんなにいけないこと?」
雨で濡れた髪と涙で濡れた顔はまるで天使です。
パパは何も言い返せません。
当たり前だ!
真っすぐすぎる子供の目に睨まれた大人たちは無力そのもの。
累計的な返答しか出来ないのだ。
「勝った」観ていた俺はそう思った。

ちなみにこれは完全に余談になるが、幼い頃の俺は男女が愛し合えば突然女のおなかに種が宿り妊娠すると思っていた。
愛し合うってのは代償行為を伴うなんて思ってもいなかった。
きっとこの二人もそうだったんだろう。
天使のような主演の二人、
ダニエル役のマーク・レスター  と  メロディ役のトレイシー・ハイド


二人ともただの天使なのだ。
ただこの二人は可愛い顔して授業をサボって海に遊びに行ったりして結構悪ガキだったりもする。
後日校長から呼び出され、謝るかと思いきや「愛し合う二人が海に行って何が悪い。僕たちは結婚する!」なんて言い出す始末。
もちろん先生も保護者も認める訳にはいかない。
そしてクライマックス、子供たちは授業をボイコットし廃屋で子供たちだけで結婚式を挙げる!
そこで追いかけてきた大人たちと戦うのだ!
これは大人対子供の戦争だ!
ウォーーーーーーーー!!!
大人たちにクラスメイト達がどんどん捕まっていく中で二人だけはトロッコに乗って逃げ出します。
最後に親友のオーンショーが「クラパムで乗り換えるんだよ!」と叫びます。
二人は途中でクラパム・ジャンクション駅で乗り換えて初デートの場所ブライトンへ向かったのでしょうか。
終わり方は羅生門とか三月記同じですね。
海でいちゃつくシーンでも二人はまだまだ性の芽生えの前です。
プラトニックな恋愛にこちらまで童心に還ってしまいます。
そして思ったのはおっぱいが出ない映画でも良い映画はあるんだなってことです。
映像工房の棚にあるから借りにきてね!

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生きてもないのに、死んでたまるか!

明けましておめでとうFYMDの古内だ。


我々の明日は明るいぞ
何故なら地球が太陽の周りをぐるぐるしてるからだ!


突然だが、人生を階段に例える奴がいるが俺は断固反対だ!
人生山あり谷ありというのを階段を上るだの下りるだのに例えるんだね。
つまりそれは「向上心を持って頑張ればステップアップ出来んじゃね?」という甘い考えでしかないのだ!
そう正しく言うなれば、人生は階段ではなくエスカレーターなのだ!
エスカレーターっていうのは立ってるだけで上や下に連れてってくれーるのだ。
階段とは似て非なるものやど。
勘のいい奴や運のいい奴は上手に登りのエスカレーターに乗って上へ上へと行っちまう!
そこで頑張りでもすればスルスル出世したりしちゃう!
そうでない奴は下りのエスカレーターに乗って気付かないうちにどんどん人生の急カーブを描いちまう!
そこではどんなに頑張っても良くてちょっとずつ上へ、または現状維持、大概は急カーブがカーブになる程度のこと。
たまにエスカレーターと言うより空港とかにある動く歩道みたいなやつに乗ってる奴もいるがな!

頑張っても頑張らなくても何故か現状維持。
下りで頑張ってる奴とどっちが幸せなのか。
ちなみにお父さんが社長です!みたいな奴はエレベーターに乗ってるからな!
多分家にもエレベーター付いてんだろ!!
その代わり落ちる時もエレベーターでカーブも描けずに真っ逆さまだぞ!!!
さあ、人生はエスカレーターだ!
と気付いたところで私たちに出来ることはなんなのか。
結論を言えば自分にとってのエスカレーターを見付けて乗れ!
ってことなんだけど、それが出来れば誰だって乗ってるよ!って話で
若い僕たちはたとえこれが下りのエレベーターの中だとしてもここで何かを掴んでやる!って思っちゃう。
大人は教えてくれる。
あんた下りに乗ってるよ。あんたが乗るべきはあっちだよ。って



分かってるよ!
だとしてもここで死なしてくれ!
こうなったら戦争だ!
ウォーだ!
ウォーーーー

大人対子供
21歳は大人だけど
ビリー・ザ・キッドなら死んでる歳だけど
ジャンヌ・ダルクより2歳年上になっちゃったけど!
(ちなみに俺の誕生日はジャンヌ・ダルクの命日なんだ!)
生きてもないのに、死んでたまるか!by野狐禅

頑張れば明日が変わるのか!?
頑張ればステップアップ出来んのか!?
知らねーよ!!!
知らねー知らねー知らねー知らねー知らねー知らねー
運命の奴隷にだけはならんぞハゲ
2月15日に上映会あるよ!来てね!

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